ポンダンポンダン 王様の恋 第4話あらすじ
ダンビの存在により、世宗大王の政策は順調に進み始めました。
ダンビもそんな王様に仕え、現代よりも充実した時間を過ごしているようです。
わずかな時間ではありましたが、夜の運動場を思いのままに走り、
最後には二人気持ちよさそうに地面に寝ころびました。
世宗大王が、ダンビのおかげで走れたことに遠回しにお礼でも述べるかのよう言いました
最後に走ったのがいつだか思い出せない
久しぶりだが
悪いものじゃないな
そう言った瞬間、家臣に対し親愛の情を伝えるかのように、王様の手の甲がダンビの左胸をポンと叩きました。
王様は思いもよらないものが甲に触れ
ダンビは不意に王様に触れられ
走ってリラックスしていた体が一瞬にして固まり、息を飲む二人
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ダンビに覆いかぶさり
正直に言え
私をだますな
と、自分の顔をジッと見つめる王様に何も言えないダンビ
あ~!とうとうバレてしまうのか?
なんとか言葉を絞り出すダンビ
走ったせいで心臓がー
跳ねてるみたい
それじゃない
出せ
あ~
これのこと?
すっかり忘れてました
ダンビの左胸からミカンが出てきました。農業書が出来上がった際に、世宗大王が功を立てた者をねぎらい配った、タムナからのミカンです。
ダンビはほっと胸をなでおろしたことでしょうが、走った以上に心拍数があがったにちがいありません。
王様が立ち上がり
忍びで外に出る
帰る方向が同じなら ついてくるか?
そして、まるで「一緒に行こう」と誘うかのように、ダンビにすぐ手を差し伸べる世宗大王。
退宮時間はすぎてますけど
ダンビもまんざらではない様子です。
世宗大王は、着替える間ダンビに運動場で待つよう命令してその場を離れます。
歩いていく王様の後姿をうれしそうに微笑み見つめるダンビ。
1人で着物を着るのは大変だと言いつつ、なぜかうれしそうな世宗大王。
最後に黒笠をかぶり鏡を見ながら身じたくをととのえます
ダンビは、あのミカンにサインペンで顔をかきながら、
着替えをすませた世宗大王が現れるのをうれしそうに待つのでした。
笠のあごひもを結ぶ手がとまり、何か違和感を感じたようなそぶりを見せ、
鏡に映る自分の顔をじっと見つめる世宗大王
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右手を自身の胸におきます
自分の胸の奥の「何か」を感じながら、ダンビの言葉を思い出していました
ふだんは分からなくても
好きな人にときめく時とか
心臓があるって分かるんです
なかなか現れない王様を待つダンビはとうとう居眠り
そこに護衛のヨンが現れ、
ここで寝ると体が冷えるぞ
と、声をかけてくれました。
一応ダンビへのやさしさだとは思いますが
何か他にありそうです…
結局現れなかった王様に後ろ髪をひかれるも、ヨンと一緒にその場をあとにします。
一方、胸に手をあてたままの世宗大王
あわてて鏡をたたみ、部屋を出ていきます。
ところ変わり、誰もいない薄暗い部屋、誰かの手ににぎられた赤い小瓶が内女に手渡され、
その中の粉末が世宗大王の口にするトッポッキにふり入れられます
世宗大王の好物がトッポッキだという情報を耳にしたソホン王妃の父親シムオンが、子作りを確実に行わせるために秘薬を準備したのでした。
そのトッポッキに箸をつけると思いきや、持っていた箸をダンビに渡してしまう世宗大王。
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ダンビと目を合わせづらいのか、
手に持った書を見ながらダンビにこういいます
昨日はかなり待ったか?
この間にもダンビはあのトッポッキを食べています
ちょっとだけ
と答えるダンビに
昨日はたまった書を確認するため
約束を守れなかった
更に
当分は忙しくて外には行けなそうだ
と、急に言い出します
そして、ダンビの表情を伺いながら
ところで
世話になっている先では
十分に食べられないだろう
ほかの宿を探してみてはどうだ?
奥歯にものがはさまったような言い方で、王様は一体何が言いたいのでしょう?
しかし、はい?とダンビに言われ
私には関係ないな
授業をはじめよう
と会話をおわらせてしまう世宗大王
なんだか急にギクシャクするダンビと世宗大王
算学の授業が始まるも、世宗大王はダンビの顔をボーっとみつめたまま。
ダンビの講義など全く耳に入っていない様子。
と、そこに、世継ぎの成功を望む父親の言いなりに動くソホン王妃があらわれます。
来ると思っていた王様が一向にあらわれないため、自分から世宗大王をたずねることになりました。
自分が来ても、書物から目を離さない大王にむかってこう言います
何に熱中されているのですか?
どうせ干ばつと疫病が続けば
何を学ぼうが無意味でしょう
そう言って、ソホン王妃は着物の結び目を自らほどこうとします…
そのころ、王様の代わりに、陽気に満たされ熱くなった体のダンビ
ソホン王妃に見つからないよう部屋の物陰に隠れてはいますが、
ほっぺたを真っ赤にし、立っているのもやっとの状態です。
世宗大王はソホン王妃の手をつかみ着物を脱ぐのをやめさせようとしますが、
聖君ぶらないでください
王様も結局は
権力争いをされる方
そういって、世宗大王の前で両肩をあらわにしました
世宗大王は、ソホン王妃の着物の襟をつかんでやめさせ、肩にかけ直し
聖君になる前に
必要なのは権力だ
だから負けたくない
そういいながらソホン王妃の着物を元通りに着させてあげる大王
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ソホン王妃は王様の胸に顔をうずめ
王様 私は寂しいのです
と打ち明けます。
本心か演技か、一体どちらでしょうか?
それを聞いた世宗大王は、私を見ろとソホン王妃に言います。
王様の目を見つめるなどという行為は、正室の王妃でさえも恐れ多いこと。
それでも、自分の想いをちゃんと王妃に伝えたい世宗大王は
しっかり王妃の目を見つめ
寂しくないものは宮中にはいない
無理に来なくてもよい
とやさしく諭します。
その時、秘薬によりフラフラした体のダンビが二人に近づいてきました。
朦朧とした状態で理性が飛び、とうとう二人の前で倒れてしまいました。
ダンビをすかさず体で受け止め、具合を心配する世宗大王。
こんな場面を見させられたら拗ねてしまいますよね。
ソホン王妃はそんな王様の態度を見て驚き、呆れ顔
恥ずかしいやら悔しいやら、王様の部屋を出ていきます。
秘薬によりまるで酔っ払った状態のダンビ
支離滅裂なことを口走っています。
世宗大王に向かって「超イケメンだわ」と絡みつき、少々の悪態をついたかと思ったら、抱きついたり。
王様はダンビにむかってこう言います
好きで近くに置いていると思うか
それを聞いたダンビ
私は少し好きよ
と、これまた本心か秘薬のせいか?
それを聞いた王様はダンビの顔を見つめ…
急に我に返りダンビの体から距離を取ります
それでもまた近づいてくるダンビ。
まるで猫がご主人に甘えるかのように、あぐらをかいた王様の足の上に顔をのせます。
もう疲れたわ
帰って気楽に暮らしたい
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ダンビの寝顔を見つめる世宗大王
王様の顔がダンビのほほに近づいて…
ダンビが目覚めるまで待ってあげ、送ってあげる優しい世宗大王。
家までの帰り道王様からの提案で、ふたりは友だちになる約束を交わします。
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一方で、殺されたと思っていたあの天の子(ダンビ)が生きていると知ったソホン王妃の父親シムオン。
仲間の官僚ファンヒとの策略により、ダンビは捕らえられてしまいます。
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感想
多分世宗大王はあの時気づいてしまったのだと思うのです。
運動場でダンビに触れてしまったあの時。
でもその時はわざとミカンを出させて気づいていないふりをし、それでも胸の高鳴りをダンビに感ずかれたくなくてわざとその場を離れ着替えに行った。
宮廷からダンビを送る帰り道、あえてじぶんから友達になろうと言った。
なぜなら、そうでもしないと自分を止められなくなるから。
世宗大王がダンビに向けるひとことひとことは一見普通に聞こえますが、
実はダンビのことを大切に思う愛の詰まった言葉なのではないでしょうか。