ポンダンポンダン 王様の恋 第3話あらすじ
現代から朝鮮時代にタイムスリップし、あれほど苦手だった数学を世宗大王に教えることになったダンビ。
今までの生活とは違い不便なこと、慣れないことがありながらも、
彼女なりに朝鮮時代での生活を楽しんでいるように見えます。
世宗大王はダンビが現代より持ってきた道具に興味津々です。
黒いのりに包まれたおにぎりを爆弾だと思い、ろうそくの火つけてみたり
家臣に気づかれないように、筆箱の中のサインペンを使ってみたり
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大王はダンビにこう言っていました
私は目に見えない存在を信じない
だが目に見えるものならば
その仕組みを知らないと気が済まないのだ
髪の結い方も独特だし
その衣も普通ではない
目の前に現れたダンビを未知のものと簡単に排除せず、
興味のあることは自らすすんで観察し、実際に手にしてみる。
まずは相手を受け入れてみて、良いものなら取り入れてみる柔軟性。
リーダーとしてとても素晴らしい人柄を感じました。
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算学の勉強も護衛のヨンを巻き込んで、九九をおぼえるまでになりました。
ヨンの吹く笛にあわせ、様々な段の九九をダンビが世宗大王に問います。
答えを間違えた大王のおでこを躊躇なくひっぱたくダンビ。
それを見た護衛のヨンや数学の先生に似たお付きの内官も、はじめは驚きますが、内心ではダンビにひっぱたかれる大王を見て面白がっている様子です。
みんなで楽しく算数の勉強をしていると、挨拶にとソホン王妃が突然世宗大王をたずねてきます。
自分の父親からは早く世継ぎを作れとせかされ、
大王からは距離をおかれている王妃。
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大王の部屋を後にした王妃は、先を歩く護衛のヨンにこう言います
いつまで王の横にいるの?
王の忠犬になったのね
それを聞いたヨンは
王妃様こそ
とまるで王妃を相手にしていないかのように答えます。
世宗大王の正室であるソヨン王妃に対するヨンの態度や言動は、
二人の間に何かがあると感じざるを得ません。
ヨンは一見大王に忠誠を尽くしているようには見えますが、実のところどうなのでしょう?
この二人の関係に、ソホン王妃の父親シムオンも絡んでいるのでしょうか?
世宗大王の豪華絢爛な食事を間近で見たダンビ。
食事が終わるまで我慢して立っていることはできますが、おなかの虫を鳴かないようにすることはできません。
ダンビは世宗大王に言います
民は飢えているのに
1人だけ金のさじで肉をたべているわ
3年も続く干ばつが無くなって田畑が潤いを取り戻し、民が元気になる日が来るのでしょうか?
もちろん世宗大王もそれを一番にのぞんでいることでしょう。
ダンビが算学の伝授者に任命される前
宮中に自分より算学に詳しいものがいない現状を憂い
世宗大王はお付きの学者にこう言いました
迷信にふりまわされないためには
確実な算学が必要だ
そなたは算学が必要な理由を知っているであろう
それを聞いた学者は、あきらめにも似た残念そうな表情で深くうなづくしかありませんでした。
ダンビが学んだ高3までの数学の知識で、朝鮮時代の自分の国を救える日を向かえることができるのでしょうか?
豪華絢爛な王様の食事も口にすることができず、
なにかと世宗大王に貧民とバカにされるのが気に食わないダンビは、
現代から持参したインスタントトッポッキで大王を驚かせようと
誰もいない夜の炊事場へ世宗大王を誘い出します。
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甘辛ソースとゆで卵が絡まったトッポッキを食べた世宗大王
一口食べそのあまりのおいしさに、
ダンビからカップと箸を奪い感嘆の声を上げながらほおばります。
これでは未来国を認めるしかないな
と、素直にダンビを認めます。
ここでも世宗大王の性格の良さが感じられますね。
ダンビに
でも辛いでしょう?
ちゃんとゴックンするのよ
と水を飲むよう促されるも、
これくらい食べられる
ひたすら未来食トッポッキを食べた世宗大王。
どうやら朝鮮時代にはあのような辛さの食べ物はまだなかった様子
次の日、辛さから腹痛を起こした大王のうめき声が外まで響き、付き人たちが忙しく走り回っています。
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あれだけ迷信は信じないと言っていた大王ですが
こんなときは
まじない師を呼べ
と命じます。
ダンビに呪いをかけられたと思った世宗大王、
おでこにまじないの黄色いお札をはっています。
辛い物を胃で消化できずに腸が炎症をおこしたがゆえの腹痛だとダンビに説明され、更に
結局迷信に頼るなんて臆病なんですね
とダンビに痛いところをつかれてしまいます。
目に見えないと信じられないだろう
体調を崩し少し気弱になるも、
じぶんのそんなカッコ悪いところも隠さずダンビに見せる世宗大王
ダンビの説明に一安心し、さらにダンビに信頼を寄せます
思ったよりも使い道がある奴だ
と世宗大王に言われ
自分を男である宦官として信頼してくれていると分かりつつも、
複雑な表情を見せるダンビなのでした。
さらに、ダンビは算学だけにとどまらず、
世宗大王の腹痛を治したことで、
医学を学者たちに教えるようになりました。
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高3ダンビの知り得る情報から
「医学書」
「法医学」
が作られます。
当初は算学だけを教えるだけだったのに、自分の知らない様々なことをダンビは知っている。
そんな存在なら自分のそばに置いておきたくなりますよね。
世宗大王がダンビと一緒に過ごす時間はあきらかに以前より増えています。
もともと世継ぎには興味もなく、仕事大好きの世宗大王。
自分には全くお構いなしなのに、
ダンビといるときは楽しそうな世宗大王をソホン王妃が見たら、
いくら宦官が男であってもいい気分はしません。
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しかし、世宗大王と写真を撮りとても楽しそうにしているダンビの後姿を見たソホン王妃は、
何かが違うことに気がつきます。
算学を取り入れたことによりとうとう「農業書」までできあがりました。
当初、世宗大王が推し進めるこの算学に見向きもしなかった家臣たちですが、大王が突然やって来たダンビに全幅の信頼を寄せているのを見て、面白くないにちがいありません。
その日の算学が終わり、世宗大王はダンビを外に誘います。
夜に誰の目も気にすることなく、気心知れたダンビとサッカーで遊びたかったのでした。
サッカーと言いつつ走るわけでもなく、ただ投げられた球を蹴るだけの世宗大王にダンビは言いました。
走らないで何をしてるんですか?
どうやら王は何もできませんね
臣下に本音も言えないし
走れもしない
走っちゃダメですか?
王なんだししたいことをしたら?
私はこのセリフを聞いたとき、
ダンビは王様に語り掛けているようでダンビ自身にも語り掛けている。
そして、このセリフは私自身にも言われている気がしました。
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二人は誰の目も気にすることなく夜の運動場を楽しそうに走り回りまわるのでした。
感想
世宗大王の人柄にすごく共感が持てます。全ては民のため、すこしでも国がよくなるようにという思いが根底にあるように感じますね。
ダンビの知識が様々な分野で役に立ち、現代では見られなかった笑顔にあふれています。
なんだかこの二人、人の役に立ちたいというところでは同じ熱量を持ち合わせている気がするのです。
ただ、その裏で謀反を企んでいる人間がいる気配が…