時代劇ドラマ『花郎(ファラン)』の感想、魅力をネタバレ無しでお伝えします!
韓国ドラマ好きの皆さん、『花郎(ファラン)』という作品をご覧になったことはありますか?
今回はこのドラマの主要メンバーをご紹介するとともに、ドラマの魅力もお伝えしていきます。
出典:https://k-drama.ch/hwarang/
ちなみに、このドラマのDVD発売元であるポニーキャニオンの『花郎(ファラン)』トップページは桜の花びらがハラハラと舞い落ちてくるとても素敵なものになっています。もしよろしければ、素敵なキャスト達をまず目に収めてみてください。
出典:https://hwarang.ponycanyon.co.jp/index.html
公式ページから簡単なあらすじを
今から1500年前の新羅時代。賤民の村で暮らすムミョン(パク・ソジュン)は、生き別れた家族を捜したいという親友のマンムン(イ・グァンス)と共に都に潜入する。ところが、二人は禁軍に追われて深手を負い、マンムンは命を落とす。ムミョンはマンムンの本名“ソヌ”を名乗り、彼の妹であるアロ(Ara)を守るために生きようと決意する。
一方、新羅第24代王の真興(チヌン)王 (パク・ヒョンシク)は、摂政の母・只召(チソ)太后の命令で世間に顔を明かすことなく生きている。不眠に悩む真興王は、街で語り部のアロの話を聞いているうちに眠りに誘われ、彼女に興味を抱く。
そんな中、只召太后は見目麗しい貴公子を集めて王の親衛隊“花郎(ファラン)”を創成すると宣言。ムミョンことソヌは親友の命を奪った者への復讐心から、真興王は母から王権を奪還すべくジディという偽名で花郎になる。それぞれの目的を果たすために花郎となったソヌとジディはぶつかり合いながらも絆を深め、成長していくが…。
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この作品には人気俳優やアイドルの方々が起用されているのですが、画像からでも伝わってくる、このイケメン男子たちのなんとも言えないオーラのようなエネルギー…
見慣れていないのもありますが、視聴当初は目に入ってくるだけでもとてもまぶしくて、照れずに見れるまでに数話かかりました。
このことについて…
韓国ドラマ「花郎(ファラン)」のユン・ソンシクプロデューサー(PD)がキャスティングに満足感を示した。
ユンPDは16日午後、ソウル・インペリアルパレスホテルにておこなわれたKBS2新月火ドラマ「花郎(ファラン)」の制作発表会で、キャスティング条件について「やっぱり顔だ」と答えた。
続けて「容姿が重要であったし、時代劇である分、演技力も相当に必要とする作品だった。そのため、多様な作品で活動してきた俳優を中心にキャスティングした」と説明した。
また、「撮影中、若いエネルギーをたくさん感じられて幸せだった」と感想を伝えた。
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やはり、顔ですか(笑)太后の命により結成されたこのファランも「見目麗しい若者を集めよ」との条件でした。
それでは、『花郎(ファラン)』の魅力、感想をお伝えするとともに、気になる主要メンバーのご紹介をしていきます。
●パク・ソジュン/ムミョン(無名の意味。都に出てきてのち、親友マンムンの本当の名前「ソヌ」を引きつぐ)
ムミョンの頃のパクソジュンさん。賤民として暮らしていました。となりは同じく賤民の親友マンムン。
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親友のマンムンと一緒に、危険を冒し都へはいります。マンムンの生き別れた家族を都で一緒に探すとともに、冷遇される身分から自由と未来を求めムミョン自身も城壁を乗り越えたのでした。
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ファラン入隊後のソヌ(ムミョン)。ムミョンの時代からファラン入隊以降、身なり・考え方が徐々に変わっていくパクソジュンさんを観察するのも、楽しみの一つです。
とある理由から親友マンムンの本当の名前ソヌを名乗りファランに入るのですが、私がドラマを観ていて感じたのは、パクソジュンさん演じるソヌの『自由』や『自分らしさ』、『生き方』を追い求めもがく姿でした。
賤民として暮らしてはいたものの、生まれなど素性がまだはっきりしません。話が進むにつれてムミョンのビハインドストーリーなども明らかになっていくのか、ソヌのキャラクターとともにいろいろな側面を持ったキャラクターです。
そして、本物のソヌ(マンムン)の妹アロと出会い、兄として生きていく決意をムミョンであるソヌはするのですが、この妹アロとの関係もどうなっていくのか。
ムミョン時代の武骨な感じのパクソジュンさんがとても素敵ですが、もう一方、ファランの中で成長していく姿もイイのです。しかし、役者が多く、しかもアイドルに混じって演技をするので、パクソジュンさんの良さが薄まってしまわないか、ドラマの構成がどうなるのかと心配ましたが、パクソジュンさんの演技により締まっていると感じました。
●パク・ヒョンシク/ジディこと第24代真興(チヌン)王・彡麦宗(サムメクチュン)
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7歳で王位にはついているものの、その後10年に渡り母親であるチソ太后が摂政を行っています。反太后派が若い王の命を狙っていたため、太后の命令でサムメクチュン・チヌン王はその後ずっとその身と顔を隠し、各地を放浪しているのです。しかし、いつまでたっても王位を譲らない母に疑念を抱き、ジディと偽ってファランに入隊したのでした。
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なんてすてきな微笑みなんでしょう…
世を忍んでいるころのサムメクチュン・チヌン王です。王位を継承しているにもかかわらず摂政の陰に隠されたその身は不自由で、どことなく寂しさを漂わせるサムメクチュン。自分の存在を母親であるチソ太后がなかなか認めないため、虚しさも感じます。
しかし、実際力もなく弱い立場の王がいきなりその存在を明らかにしても、何枚も上手な大臣たちはもちろん、宮中の誰も相手にはしないでしょう。
やはりこのサムメクチュンというキャラクターも『自由』や『自分らしさ』を渇望する姿を感じました。もしかしたら、前述のムミョン(ソヌ)以上かもしれません。
とあるきっかけでソヌの妹アロと出会い、彼女に興味を抱きます。アロと出会ったことでサムメクチュンはその体に活気を取り戻したようになります。さらには、ソヌ、アロとの三角関係がどう展開していくのか見逃せません。
アイドルグループZE:Aに所属している、今どきの若者という印象が強かったのですが、ファランでの演技を見て他の出演作品を見てみたいと思いました。それにしても、長い髪に風格を感じさせる衣装を普通に着こなしているパクヒョンシクさん。上の写真の姿もキレイだなと思い選びました。その微笑みも動作にもなんだか余裕が感じられ、まさに「優雅」という言葉がぴったりです。
●コ・アラ/アロ(マンムンの妹、キム・アンジの娘)
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医者である父親を手伝いながら、時々語り部のアルバイトをしています。明るくてたくましい女性です。ずっと探していた兄のソヌが突然現われ、ぎこちなさが残るもののようやく「兄上」と呼べるようになったその兄を慕うも、どうやら兄弟に抱く感情ではない様子。一方サムメクチュン・チヌン王にも興味をもたれて、三角関係に発展しそうな雰囲気です。
●ト・ジハン/パンリュ
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反太后派のパク・ヨンシルの養子。階級が自分より下の者を見下す冷血な性格。同じくファランに入隊した太后派のスホとは、昔から因縁のライバル。一見女性には全く興味が無いように見えるも、スホの妹に想いを抱いている様子。ファランに入隊しライバルのスホをはじめ、ソヌ、ジディ、ヨウルと同部屋になり、一緒に行動を共にしていくことで、この誰にも心を開かない冷たい性格がどう変わっていくのか。
●ミンホ(SHINee)/スホ
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太后派キム・スプの息子。容姿端麗、優しい笑顔で女性を虜にするプレーボーイですが、実はチソ太后に憧れを抱いています。この太后への気持ちを利用されたりしないか、ファラン内部に今後どう影響を及ぼすのか気になるところです。
●チョ・ユヌ/ヨウル
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都で最も麗しく、妖艶な雰囲気をもつ不思議な存在ヨウル。聖骨(王家の身分)の母と真骨(王族の身分)の父を両親にもちますが、権力には興味がないようすです。都や王室のことについては誰よりも詳しい情報通です。私個人的に、この俳優さんには力強さとか勇猛さみたいなキャラクターの方があっているのでは?と思いながらドラマをみています。でもこうゆう設定のキャラが必要だったのでしょう。
●V(防弾少年団)/ハンソン
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まだ幼さが残るハンソン。ファラン最年少で可愛がられるキャラクター。一方で、同じファランに入隊した異母兄のタンセが自分より身分が低かったり、ハンソンが背負う一族からの期待など…頼りなさが残るその身にどれだけの運命がのしかかってるのか。
パクソジュンさんのソヌ、パクヒョンシクさんのジディ、コアラさんのアロ、この3人を軸に、他の主要キャストが花郎徒(ファランド)として日々学問に武術に切磋琢磨し成長していく、宮中を舞台としたいわゆる青春ストーリーなのですが、回が進むにつれて、それぞれ出身が異なるキャラクターの人生がどのように進んでいくのか、一体どんなドラマに発展していくのか。
さらに、前述したように、いまや韓国で人気不動のイケメン男子たちを起用したことによる効果。
現代劇ではなかなか見ることのできない、艶のある長い髪をなびかせ、きれいな衣を身にまとった姿や、鍛え上げられた胸筋や腹筋を惜しげもなく披露するシャワーシーン、体を存分に使ったアクションシーンなどなど…
出典:https://korean-style.com/5904/
モノトーンもいいですが、男性もきれいな色の衣装を着るとすてきです。シャワーシーンはぜひとも本編でご覧ください。
例えば現代劇だったら車を運転する俳優さんをみても、ちょっとキュンキュンくるぐらいですが、『花郎(ファラン)』に時々出てくる乗馬のシーンでは何倍にもその存在がかっこよく見えました。
他サイトで『眼福シーン』や『目の保養』などのことばを多く見受けることから、イケメン男子の演技が視聴者にあたえる効果は計り知れません。
ちなみに、主要キャスト以外にも花郎徒のなかには素敵な俳優さんが多く見受けられますので、新人発掘みたいな気持ちで視聴するのもいいかも知れませんね。
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この中に、未来のパク・ソジュンさんやパク・ヒョンシクさんがいるかもしれません…
そして、歴史が苦手、難しい言葉の説明が多く字幕と並行して読むことが難しい、話数が長い、登場人物が多くて覚えられない等の理由で史劇が得意でなく今まで敬遠してきた私ですが、似たような理由をお持ちの視聴者の方々も『花郎(ファラン)』については、比較的理解しやすいストーリーなので最初から楽しんでいただけると思います。
最後に、この『花郎(ファラン)』の設定は新羅時代のものです。
「花郎」は韓国ドラマの中でも平均視聴率40%超えの人気ドラマ上位に入る「善徳女王(スンドクヨワン」にもその活躍ぶりが出てくる、新羅に実在した組織です。韓国の歴史ドラマでは朝鮮王朝以前の歴史がドラマ化されることは比較的少なく、この新羅(三国時代)が背景の韓国の歴史ドラマは前述の「善徳女王」と「海神(ヘシン)」「薯童謠(ソヨンド)」くらいしかありません。この時代は日本との関わりも多いため日本と韓国の歴史を知りながら観るのもドラマの楽しみ方の1つです。
出典:https://korea.k-forte.net/2017/11/hwarang-cast-story/
なかなかお目にかかることのない新羅時代のドラマ、他の時代劇にはない面白さがあるかもしれませんね。
まとめ
以上、『花郎(ファラン)』をまだ見たことのない方に向けて、どれだけこのドラマがおすすめかをお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
ところどころネタバレしてしまった部分があるかと思いますが、私もまだまだ見ていない話数の方が多いので、これからご覧になる方も新たな気持ちで存分に楽しんでいただけると思います。
この記事が少しでも皆さんの韓国ドラマライフに貢献できたら幸いです。