怖いけれど目が離せない 中毒性のある俳優 クァク・ドウォン

前作『鋼鉄の雨』に引き続き、『首脳会談』(鋼鉄の雨2)に出演が決まっている俳優クァクドウォンさん

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映画製作の安全と成功を祈って行われた告祀(コサ)での写真。

一番右端は監督のヤン・ウソクさんです。

 

 

今回は俳優クァク・ドウォンさんの魅力をお伝えします。

 

この人の取り調べは絶対に受けたくないと思わせる演技を、映画『弁護人』で披露していた俳優クァクドウォン

プロフィール

出典:www.madaent.com/

 

クァク・ドウォン 곽도원  郭度沅

(本名:クァク・ピョンギュ 곽병규)

生年月日:1973年5月17日

所属事務所:MADAENTERTAINMENT

 

 

2003年映画のエキストラ役で映画界入りをしたクァク・ドウォンさん。2010年『哀しき獣』でようやく名前と顔が知られるようになりました。

 

・2011年『悪いやつら』悪徳検事

・2013年『弁護人』では悪役の拷問官

・2016年『アシュラ』では刑事を脅迫し、捜査のためなら悪行も犯す検事

・2017年『鋼鉄の雨』では外交安保首席

 

私のクァク・ドウォンさんに対する印象は、

公務員なんだけど高圧的で、権力を盾に悪いことをしてる人でした。

 

映画『弁護人』がヒットした時クァク・ドウォンさんはご自身のTwitterに

 

『弁護人』を愛してくださった方々に心から感謝いたします。皆さんのおかげでとても幸せです。

 

 

私も映画『弁護人』のおかげで寿命が長くなりそうですね。たくさん悪口を叩かれたから…私に長生きするよう悪口を言ってくれた方々にもサンキュー!

 

クァク・ドウォン『弁護人』の興行成績好調に、ウイットにあふれる感想で感謝を表した 

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私は知りませんでしたが、韓国では悪口をいわれると長生きするんでしょうか?

どうやらこれは間違った言い伝えだそうで、「長生きしていればそれだけ悪口を言われることが多い」というのが本来の意味らしいです。

 

しかし、悪口だけどそれだけ『弁護人』での演技が観客の記憶に残り、話題になったということでしょうから、俳優としてはうれしいことだと思います。

更には、クァク・ドウォンさんが拷問した相手の役者さんが、男性アイドルグループ<ZE:A>のメンバー、イム・シアンさんだったのも理由だったのではないかと思ったり…

 

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こちらは、映画『無頼漢』のワンシーンです。金属バットを持ってなくても怖いのに、腕まくりまでし始めて…

 

クァクドウォンさんから感じる魅力

私の個人的な意見としては、徐々にヒートアップしていく姿から繰り出される、暴力性や残忍性にひかれます。例えば公務員なのにすごくハチャメチャ。一見ニコニコしているので安心かとおもいきや、一番やばい人。正から悪への振り幅がとても大きくて、圧倒されてしまう感じとでも言えばよいでしょうか。

 

2016年 映画『アシュラ』

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1分50秒過ぎから。チョンウソンさんに自分たちの捜査に協力するよう話をするのですが、なかなかの首を縦に振らないチョンウソンさん。立ち上がった時にはすでに怒りのメーターは降り切れていて、徐々にヒートアップ。最後に、乱れた前髪を直すしぐさがいいのです。

 

同じく『アシュラ』から

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なかなか証拠を掴んでこないチョンウソンさんにしびれを切らし…

自分では直接手を下さず、部下に「やってください」と殴るよう涼しい顔で命令し、最後には「なんでこんなにしちゃったの~」とボコボコに殴られ血だらけのチョンウソンさんの顔を拭いてあげる。

殴られる方はもちろん恐怖で支配されますが、部下も罪悪感と恐怖心で支配する映画の中のクァクドウォンさん。こんな上司に逆らったら何をされるかわかりません…

 

この暴力的な役柄について

 

『俳優クァクドウォン 代替不可な存在感の俳優』

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これまでの作品を通じてクァクドウォンは魅力的な悪人を演じ、演技派俳優としてのスペクトルを広げた。作品ごとに強烈な印象を送り、重たい存在感を披露している俳優クァクドウォン。目立つ彼の存在感は、これまでの作品を通し積み重ねてきた観客たちの信頼が溶け込んだものと、今後の歩みに期待が集まっている

出典:m.xportsnews.com

もとはひとりの人間なのに、キャラクターを並べてみると、ひとりとして同じものがありません。でも共通するのは恐怖…(右端下は違うと思います)

 

しかし、映画の中ではとても近寄りがたい役が多いクァク・ドウォンさんですが、実際はとても親しみやすい方なのか

サウナに入ったのでしょうか?クァクドウォンさん、お肌がつるつるしていませんか?

 

更に、クァクドウォンさんの趣味として紹介されていたのが

 

テッキョン 택견

テッキョンは朝鮮半島の武芸・民間遊戯。プムバルキ품밟기)という独特のステップを踏み、足払い・蹴り・投げ技を繰り出す。韓国の文化財庁によれば、相手を倒すためのものではなく、精神修養のもので、格闘技とは異なるとしている

出典:https://ja.wikipedia.org/

 

精神修養ということは、日本でいう合気道のようなものでしょうか?

失礼ながら、クァクドウォンさんは少々かっぷくのいいイメージなので、武術とは縁遠いと勝手に思っていましたが

 

長年培ってきた様々なテッキョンの技術を駆使することができている

慈悲のない悪役キャラも引き受けてきたが、まだアクション演技は披露していない。いつか彼のテッキョンの実力を作品でも見ることができることを期待してみよう

出典:http://m.cine21.com/

 

ちなみにテッキョンの動画を

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もし、クァクドウォンさんがアクションに挑戦するならば

史劇の武官役などでアクションを披露してもらいたいです。

出典:https://www.bing.com/images/

 

映画『朝鮮魔術師』でのクァクドウォンさん、清国の魔術師役です。

ひげをたくわえて、いつもの悪徳検事の役とはまた違った雰囲気がただよっています。これならアクションシーンも期待十分です。

 

 

演技の基礎を劇団ヨニダンゴリぺで学び、2003年に映画界へ入ったクァクドウォンさん。デビュー14年目43歳の時に初の主演を映画『コクソン』で演じました。『コクソン』で主演を演じる以前から

「クァク大勢」(テセ:勢いに乗っている、ホットなどの意味)や

「クァクブリー」(クァク・ドウォン+ラブリーの造語)などの愛称を持つクァクドウォンさん。

 

これだけ人気が出ても

修飾語は負担を感じるし、事実修飾語は俳優をまぬけにさせる近道である

とインタビューで答えています。

出典:https://blogs.yahoo.co.jp/

 

さらに、2013年のドラマ「グッド・ドクター」のころに受けた別のインタビューでは

変わらず望むことは、たった一つ

観客が楽しむことだけを望んでいる

出典:jp.tenasia.com/

 

私はまだクァクドウォンさんの出演した映画やドラマを多くはみれていません。しかし、数年前のこれらインタービューでの言葉を聞くと、今この時点でも十分に楽しんでいるし、まだまだこれからもいろんな作品にでて欲しいと思える素敵な俳優さんであると確信しました。

 

まとめ

俳優は一度ついたイメージがなかなか離れず苦労したという話も耳にしますが、出演作を通して思うに、クァクドウォンさんに至ってはそんなことはお構いなし、そんな状況をむしろ楽しむぐらい様々な役を演じている印象を受けました。

 

出典:https://www.youtube.com/

0分51秒からメーキング映像

最後の最後に、観客に楽しんでもらうために頑張っているクァクドウォンさんの動画で締めたいと思います。

 

 

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