ポンダンポンダン 王様の恋 第2話あらすじ
大事な大学入試当日、試験会場から逃げ出してしまったダンビ。
「一度だけ…」と雨にかけた願いが叶ってしまい、
朝鮮時代へとタイムスリップしてしまいました。
官服に着替え、鼻の下には持っていたサインペンでヒゲまで描いて変装したダンビ。
ようやく追手から逃れられたかと思ったのもつかの間、同じ色の官服を着た役人たちとともに、またもや大王の前に現れることとなりました。
出典:https://plaza.rakuten.co.jp/tuki7nukinindo/
世宗大王は集めた家臣の前でこう宣言します
私はこれ以上迷信にばかり頼らない
これからは算学も含め
術をもって天を予測するつもりだ
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しかし、それを聞いた家臣たちは、天の御心を算数などで知ることはできませんと一様に反対している様子。
さらには、この干ばつの原因が国の主に世継ぎがいないからだと大王に子作りまでを進言します。
これで子作りまでうまくいかなかったら、大王はなんていわれてしまうのでしょうか?
世宗大王であっても頑張れと言われ続ける状況。
韓国の学歴社会や、一度でも失敗したら終わりというような風潮はこの時代からも微妙に感じられます。
世宗大王の正室、ソホン王后の父親であり大王の家臣であるシムオンは、長引く干ばつと疫病で世宗大王を裏では役立たずとののしる一方で、娘には大王と世継ぎを作り、父親である自分の夢をかなえよと無理を言います。
自分の望まない環境ではあるものの、父親に反論することもできずそれを受け入れるしかないソホン王后。現代ダンビの友人、ソヒョンに姿、境遇がそっくりです。
しかし世継ぎのことなど全く頭にはなく、今でいう気象予報を算学により早急に推し進めたい世宗大王ですが、自分より数に詳しい学者も宮廷内にいない現実。
そのころダンビはというと、世宗大王の護衛ヨンに捕まり大王の前に再び連れ戻され更なるピンチを向かえますが、ダンビが持っていたスマホの天気予報アプリを大王が見たおかげで、学者も解けなかった問題を見事解き、算学の知識を伝授せよと命ぜられます。
世宗大王から
役にたちそうだ
と言われ、
その言葉を信じられないような、
それでいて、
そんな言葉をかけられて、とてもうれしそうな表情で
私が?
と、世宗大王に聞き返すダンビ。
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現代では、がんばれがんばれ、あとがない等と言われ、消えてしまいたいとまで思ったダンビです。こんな言葉を世宗大王からかけられ、どれだけうれしかったことでしょう。
トイレもなく、ネズミがかけずる粗末な部屋の片隅で
どうせ行くところもなかったものね
と、さみしそうに言うダンビ。
頑張っているのに誰も認めてくれない現代。消してと願った自分の存在を、朝鮮時代で再びよみがえらせ、自信を取り戻してほしいものです。
内侍の服を提供されるも、もっときれいな服が着たいとガッカリな様子のダンビですが、ダンビの着物の支度をしてくれた現代の数学教師にそっくりな朝鮮時代の先生はこう言います
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王様の前で余計なことは言うな
ムダな努力もするなよ
その顔で女なら王様の近くに行けない
この朝鮮という国で男に生まれたことに感謝しろ
そして自分が男と勘違いされていることに驚きますが、賢いダンビは男としている方が宮廷では何かと都合がいいことに気づきます。
早速ダンビは世宗大王に算学を教えますが、この時代は現代でいう「数字」がまだありません。数字を知らない世宗大王に一から数字を教えます。
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私は足し算を一度も間違えたことがない
王なんだからな
と胸をはる大王に、
そうですか~
間違えたらデコピンは?
と、家臣にとっては恐れ多く頭を下げて仕える世宗大王にさえ怖いものなしとでも言うかのように答えるダンビです。
現代ではあれだけ数学が苦手だったのに、朝鮮時代では赤ペン片手に世宗大王の答案用紙を容赦なく添削していきます。
相変わらず雨が降らないなか、ダビンは世宗大王のそばで算数を教え、付き人として充実した一日を過ごすのでした。
感想
大王から算学を任命されたときのダンビの顔、とてもうれしそうでした。やっぱり人って「ダメだ、ダメだ」と言われるより、「いいね、いいね」って言葉をかけてもらった方が絶対いいと思います。いい言葉って、気分を良くするお薬ですね。
晴れて大様おかかえの数学教師になったダンビ。今後どんな授業を繰り広げるのでしょうか?